2025年9月〜
医薬品の大量輸送と厳格な温度管理を両立
オペレーション起点の商品力を武器に、
厳格な温度管理輸送への挑戦
医薬品輸送において、最も重要な要素は「温度と時間」の両立です。貨物(医薬品)ごとに規定の
「設定温度」と「許容暴露時間(外気温にさらされても品質を維持できる時間)」が定められており、
通常、厳格な温度管理を要する貨物には温度管理コンテナが使用されます。
今回は、大量輸送の必要性から、温度管理コンテナを使用しない輸送形態をご依頼いただきました。
そこで、弊社の「PRIO PHARMA-TempAssist」をベースに、発地での受託から航空機への搭載、飛行中、日本到着後の医薬品庫への移送に至るまで、各工程に厳密なタイムリミットを設定。時間内に全作業を完了できるよう、オペレーション動線と作業設計を最適化しました。
輸送における2つのポイント
ポイント① 徹底した温度管理
・出発地空港(海外):曝露時間を最小限にするため、上屋の温調庫から「1ULD パレットずつ」搬出し、すぐに航空機へ搭載
・機内:飛行中も指定の温度ですべくボーイング777-F機内の空調を作動
・到着地空港(成田):航空機が駐機するスポットに温度調節付き車両が直接乗り入れ、ULD を指定の管理温度下に置いたままランプ搬送
・同車両にて成田第 8 貨物上屋に輸送後、医薬品庫の 15-25℃庫内で ULD 解体し、指定の温度帯で蔵置
ポイント② 安全性の確認
想定される全ての輸送パターン(模擬貨物を用いた検証、ランプサイドでの引き渡し、医薬品庫内での解体作業など)を網羅したトライアル輸送を実施しました。本輸送に先立ち、当社の輸送品質をお客様に直接
ご確認いただくことで、深いご納得と信頼をいただいた上で実輸送へと繋げることができました。
PRIO PHARMA 詳細についてはこちら: PRIO PHARMA
お客様・関係者の声
シカゴ空港所 貨物チーム
シカゴ貨物チームはメンバー間で綿密なコミュニケーションを取りながら、日々お客様の大切な医薬品を輸送しています。医薬品輸送において、最大の敵はやはり温度変化です。今回の輸送では貨物が外気温に晒される時間を1分1秒でも短くできるよう、迅速かつ正確なハンドリングを徹底することに尽力しました。 日々万全の注意を傾けながら行うオペレーションではありますが、その先に待つ患者様の笑顔を忘れることはありません。
渡邊 一光さん
成田ウェアハウスオペレーションセンター 貨物サービス部 運送業務課 調整担当
医薬品貨物は、輸送要件が非常に厳格な事があり、保冷庫・輸送計画はすべて事前に細やかな調整が求められます。関係部署との調整は時に難しさもありますが、最適なハンドリングを設計し、日々の医薬品輸送を確実に行う責任感を強く意識して取り組んでいます。
藤田 和希さん
成田ウェアハウスオペレーションセンター 貨物サービス部 運送課 インサイド担当
成田空港では前例のない「航空機の側まで保冷トラックを直付けする」というハンドリングは、大きな挑戦でした。関税法上の課題などをクリアするため、特殊貨物の実績が豊富な中部国際空港や関西空港のメンバーと連携。また、過去の新型コロナワクチン輸送で培ったハンドリング経験も大いに活かされました。社内の知見を結集し、医薬品を安全かつ確実にお客様のもとへお届けできたことを大変嬉しく思います。
津波古 健一さん
成田ウェアハウスオペレーションセンター 貨物サービス部 運送課 アウトサイド担当
現場では温度管理・動線・タイムクリティカルな作業が連続します。品質の砦である現場として、貨物の状態を自分の目で確かめながら作業することを大切にしています。多くの薬を必要とする方々へ、確かな品質を届ける一端を担えることが、日々の励みです。
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