梱包

はじめに

航空貨物は、安全、確実、迅速な輸送のために適切な梱包がなされていることが必要です。
航空貨物輸送に適していない梱包の場合、貨物への破損や濡損・変質、航空機への損害など、様々な悪影響を及ぼす可能性がございます。
積み付けを含む通常の航空輸送に充分耐え得る梱包をしていただくようお願い申し上げます。
受託時に輸送に耐えうる梱包となっているか確認をさせていただき、適切に梱包されていない場合は受託をお断りさせていただく場合もございますので、予めご了承ください。

航空貨物に必要な梱包に関する情報

BIAC(国際航空貨物航空会社委員会)http://www.biac-japan.com/へのリンク

不適切な梱包による貨物事故の例

内容品の液漏れ

段ボール箱の強度不足

内容品の突出

バラ搭載の特性

ANAグループが所有する機材の中には、航空コンテナを搭載することができない機材がございます。
主にB737型機やボンバルディアDHC8-Q400型機がその対象となります。
特徴としては以下の通りです。

  1. 航空機への積み込み・取り卸しは手作業となります。
  2. 他の貨物・手荷物とを仕切る隔壁はなく、一緒に積み込まれます。
  3. 貨物を厳密に固定することができませんので、滑走、着陸、旋回時に移動する可能性があります。

ANAグループとして所有している機材の取り扱い特性をご理解いただいたうえで、積み付けを含む通常の航空輸送に充分耐え得る梱包をしていただくようご協力をお願い申し上げます。

B737型機 前方貨物室

B737型機 後方貨物室

詳細及びご不明な点などがございましたら、最寄の国内空港カウンターまでお問い合わせください。