旅客機の客室内に貨物を搭載しました

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2020年04月16日

― ANAでは旅客機の客室内において貨物の搭載を可能とする取り組みを進めています ―

 現在新型コロナウイルスの影響で国際線旅客便の運航が激減し、特に4月は約9割の便が運休しており、市場全体で国際貨物用輸送スペースの確保が困難な状況となっておりますが、航空貨物輸送に関しては支援物資、マスク・防護服・検査キットなどの医療関連物品の輸送をはじめとして需要は旺盛であり、サプライチェーンの維持は社会的使命でもあります。
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 ANAは一部の中国路線において貨物のみを搭載した旅客便として運航しており、床下の貨物室のみを使用している状況ですが、今後は床上の客室部分においても貨物搭載をすることで輸送力を向上させていきます。
 4月10日上海発羽田行きNH968において、オーバーヘッドストウェッジ(座席上部の手荷物を収納する場所)に貨物を搭載するハンドリング検証を実施しました。
 今後座席の上に貨物を搭載することも検討しており、搭載方法の手順が纏まり航空局より承認を受け次第、上海-羽田路線から順次客室内への貨物の搭載を開始する予定です。

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今後もANAは国際線の輸送力向上に工夫を凝らし、引き続き機動的な臨時便・チャータ便の設定も行いつつ、お客様の緊急輸送需要のニーズに極力応えてまいります。