日本貨物航空株式会社の全株式取得に関するお知らせ

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2025年08月04日

日本貨物航空株式会社の全株式取得に関するお知らせ

  • ANA ホールディングス株式会社は、2025 年 8 月 1 日付で日本貨物航空株式会社の全株式を取得しました。
  • ANA グループの広範な国際線ネットワークに、日本貨物航空が強みとする日本と欧米を結ぶ大型貨物便ネットワークが加わることにより、本邦最大のコンビネーションキャリアへと進化します。
  • ANA グループは持続的に成長し、世界中の人々を支える重要な物流インフラとして、社会に貢献してまいります。

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 ANA ホールディングス株式会社は、関係当局の認可等を得られたことから、日本郵船株式会社より 2025 年 8 月 1 日付で株式交換を行い、日本貨物航空株式会社(以下、NCA)の全株式を取得しました。

 ANA グループが持つ旅客便と貨物便の広範な国際線ネットワークに、NCA が強みとする日本と欧米を結ぶ大型貨物便ネットワークが加わることにより、日本とアジア、欧米間を繋ぐ輸送力が強化され、本邦最大のコンビネーションキャリアへと進化します。ANA が運航する貨物専用機はボーイング 767F 型機 6 機、ボーイング 777F 型機 2 機の計 8 機、NCA が運航する貨物専用機はボーイング 747-8F 型機 8 機となります。1これにより、ANA グループは世界 14 位2の輸送重量規模を持つエアライングループとなります。

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 ANA グループの国際線ネットワークに加え、NCA の大型貨物専用機による特殊貨物や大量輸送のノウハウが融合することで、あらゆるお客様の貨物輸送ニーズに対応できる、高品質で競争力のあるサービスを強化します。 これにより、お客様のサプライチェーンの最適化やビジネスチャンスを後押しし、貨物輸送を通じた新たな価値提供を目指していきます。

 NCA が ANA グループの一員として加わることで貨物事業が強化され、市場環境の変化に対するボラティリティへの耐性が向上し、ANA グループ全体の収益性が高まります。また、成田空港は今後の滑走路の増設により、発着回数が大きく増加するなどの機能強化が期待されます。その中で、貨物事業のさらなる強化を通じ、企業として持続的に成長し、世界中の人々を支える重要な物流インフラとして、社会に貢献してまいります。

 なお、本株式交換による NCA の完全子会社化に伴い、2026 年 3 月期第 2 四半期連結会計期間より貸借対照表、 損益計算書を連結する予定としております。

※1 NCA は、この他にボーイング 747-400F 型機を 7 機保有しており、他社へリース中
※2 出典:IATA World Air Transport Statistics 2024

NCA会社概要】

会社名

日本貨物航空株式会社

Nippon Cargo Airlines Co., Ltd.(略称NCA

代表取締役社長

本間 啓之

国内事業所

【本社(成田事務所)

千葉県成田市成田国際空港内 NCAライン整備ハンガー

【その他事務所】

東京事業所(浜松町)

海外事業所

(アジア)香港支店、シンガポール支店、バンコク支店、バンコク空港事務所、

上海支店、上海空港事務所、台北支店

(アメリカ)シカゴ支店、サンフランシスコ営業所、ロサンゼルス支店、ニューヨーク支店、アトランタ営業所、アンカレッジ運航所、ダラス・フォートワース支店

(ヨーロッパ)アムステルダム支店、ミラノ支店、フランクフルト支店

設立

1978年927

従業員数

950名(20258月現在)

機材数

NCA運航)ボーイング 747-8F型機 8機 (他社リース)ボーイング747-400F型機 7機(20258月現在)

就航都市数

12都市(20258月現在) 自社運航による

 以上

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