サービスを拡充する北九州空港

顧客のニーズに応えてー輸入取扱開始

2018年10月28日から、出発地を関西空港から成田空港に変更したことをきっかけに、福岡空港向け輸入貨物の取り扱いを開始したANA Cargo。

従来、東京から福岡への空輸は旅客便しかなかったため、背高貨物などの特殊貨物を扱うことができなかった。また、一般貨物でも高需要路線のため、希望便に搭載できないことも。それに加え、東京で通関を行い陸送する場合、丸一日を要していた。

NH8563便の場合、23時15分に北九州空港に到着し、深夜2時に北九州空港から福岡空港へのトラックが出発、保税状態で福岡空港に到着し、福岡エアカーゴターミナル(FACTL)が営業を開始する午前6時以降から通関が可能に。自動車・半導体・電子部品等の取り扱いが多く、輸入通関後、九州北部であれば午前配達が実現する。

https://www.anacargo.jp/ja/news/int/info/post-75.html

進化し続ける北九州、直接搬入できる体制へ

ANA Cargoは、北九州市内の地場通関・倉庫業者と協力しながら、北九州空港直接搬入増加に努めている。2018年12月21日受託分からは、北九州空港での爆発物検査装置を利用ができる環境を整備。そのことで、契約済みRA事業者であれば、21時40分搬入締切で貨物を受託することができる。福岡空港搬入の場合18時が締切のため、搬入時間を遅くすることで、午後の出荷オーダーへの対応が可能になり、翌朝アジア主要都市に到着することを実現した。

リードタイムが短い、だからおいしい。

九州といえば、農業産出額で全国の20%のシェアを占め、生鮮品の一大食糧供給基地。それだけに、今後の農林水産物、食品の輸出増加に期待が持てる。

中でも、いちご王国・福岡ということもあり、香港向けに地元の「あまおう」が数多く出荷されている。深夜輸送のために、直射日光に当たる時間が少なく、傷みも少ないと輸出先の評価も高いという。

近年では、東南アジア諸国でも果物の輸入規制緩和が広がっている。成長著しいタイでは、2018年11月15日より過去に実績の多かった青果類18品目の輸入が解禁された。

この規制緩和の広がりを受け、ANA Cargoでは福岡産みかんをタイへ輸送し、高品質な九州産品の輸出拡大に寄与した。工業製品だけでなく、生鮮品の引き合いも増えてきている。今後も深夜貨物便という商品特性を活かして、多様なニーズにこたえていきたい。

北九州とともに、世界へ

ANA Cargoの役割は、ただ単にモノを輸送するということではない。貨物を送る人、受け取る人、それを手伝う貨物代理店、生産者、様々な関係者など、人々の想いも一緒に届けている。

今後も、航空物流を通じ、地域の発展に寄与し、一緒に成長していく、その一翼を担う。もちろん、これから更なる飛躍が期待される九州の顧客にも選ばれるANA Cargoを目指していく。

2018年6月5日より、九州唯一の定期貨物便として、北九州空港へ就航。

ANA の国際貨物についての情報は以下をご覧ください。

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