IATA航空危険物規則書第58版(DGR)改定に伴うご案内

国際

2016年12月15日

時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。平素はANAグループをご利用頂き、誠にありがとうございます。 表題の件、2017 年1月1日発効のIATA航空危険物規則書第58版(DGR)改定に伴い、弊社における取り扱いを下記の通りご案内致しますので、何卒ご理解を賜りますよう宜しくお願い致します。

1. 改定内容抜粋および対応
● オーバーパック要件について (DGR 2.8.4 運航者例外規定リストNH-06)

以下、赤字下線で示す国連容器型式表示コードは、第58版より新規追加分となります。

  • - 鋼製ドラム(1A1, 1A2)
  • - アルミニウム製ドラム(1B1, 1B2)
  • - 合板製ドラム(1D)
  • - 金属製ドラム(1N1, 1N2)
  • - プラスチック製ドラム(1H1, 1H2)
  • - プラスチック製ジェリカン(3H1, 3H2)
  • - 鋼製ジェリカン(3A1, 3A2)
  • - アルミニウム製ジェリカン(3B1, 3B2)
  • - プラスチック製箱(4H1, 4H2)
上記単一容器に入った危険物(液体・固体は問わず)、液体・ジェル状貨物(非危険品)は、 オーバーパックが使用されない限り、受託・輸送できませんので、ご理解のほどお願い致します。
● 第55版仕様に適した危険性ラベルについて (DGR 7.2.2.3 ラベルの仕様)
第58版以降、ラベル縁の内側のダイヤモンド型を作る枠線が2mm幅でないラベルは、使用不可となります。現在、弊社ホームページに掲載中のラベルは、12月19日(月)以降、更新致します。
ホームページからの印刷頂く際は、2mm幅があることをお客様ご自身で必ずご確認下さい。
不適合ラベル使用による輸送遅延等、弊社は一切の責任を負いかねますので、ご了承下さい。
● 第9分類「リチウム電池ラベル」および「リチウム電池マーク」について (DGR 図7.3.X / 図7.1.C)
第58版より有効となる「リチウム電池ラベル」および「リチウム電池マーク」は、12月19日(月)以降、弊社ホームページに掲載致します。(※別添をご確認下さい。)
なお、IATA航空危険物規則書第57版にて使用していた第9分類「その他の有害物件ラベル」および「リチウム電池取り扱いラベル」は2018年12月31日まで猶予期間と致します。
2. 適用開始日
2017年1月1日(日)以降受託分より

ご案内内容は、IATA航空危険物規則書第58版における改定内容の一部です。必ずお客様ご自身で、IATA航空危険物規則書第58版の内容をご確認頂きますようお願い申し上げます。
本件に関してご不明な点がございましたら、弊社営業担当または予約担当までお問い合わせください。

別添:第9分類 リチウム電池ラベル(IATA航空危険物規則書第58版 DGR 図7. 3. X)

以上